NYマーケットダイジェスト・8日 株小動き・金利上昇・原油安・金最高値・円安
(8日終値)
ドル・円相場:1ドル=151.82円(前営業日比△0.20円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=164.86円(△0.54円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0859ドル(△0.0022ドル)
ダウ工業株30種平均:38892.80ドル(▲11.24ドル)
ナスダック総合株価指数:16253.96(△5.44)
10年物米国債利回り:4.42%(△0.02%)
WTI原油先物5月限:1バレル=86.43ドル(▲0.48ドル)
金先物6月限:1トロイオンス=2351.0ドル(△5.6ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は続伸。米利下げ開始時期が後ずれするとの観測が高まる中、米長期金利の指標となる米10年債利回りが一時4.4621%前後と昨年11月以来の高水準を更新すると円売り・ドル買いが先行。21時過ぎに一時151.94円と日通し高値を付けた。
ただ、米10年債利回りが4.40%台まで上昇幅を縮めるとドル円にも売りが出て、151.72円付近まで伸び悩んだ。政府・日銀による為替介入への警戒感が根強い中、3月27日に付けた34年ぶりの高値151.97円がレジスタンスとして意識された面もあった。
・ユーロドルは上昇。米国での利下げ時期が先送りされるとの見方から、欧州市場では一時1.0821ドルと日通し安値を付けたものの、NY市場に入ると買い戻しが優勢に。米長期金利が上昇幅を縮めたことなどを手掛かりにユーロ買い・ドル売りが入った。前週末の高値1.0848ドルを上抜けると一時1.0862ドルまで上値を伸ばした。
・ユーロ円は続伸。ユーロドルの上昇につれたユーロ買いが入ったほか、欧州株高に伴うリスク・オンの円売りが出ると、取引終了間際に一時164.91円と日通し高値を付けた。
ユーロ円以外のクロス円も底堅く推移した。ポンド円は一時192.19円、豪ドル円は100.32円、NZドル円は91.64円、カナダドル円は111.90円、メキシコペソ円は9.31円まで値を上げた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は小反落。米連邦準備理事会(FRB)の利下げが先送りされるとの観測が相場の重しとなった半面、景気敏感株を中心に押し目買いが入ったため、相場は前週末終値を挟んだ狭いレンジ取引に終始した。市場では「10日の3月米消費者物価指数(CPI)を控えて様子見ムードが強く大きな方向感は出なかった」との声が聞かれた。
一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は小幅続伸。電気自動車のテスラが「ロポタクシーのデザインを8月8日に発表する」としたことを受けて、5%近く上昇した。
・米国債券相場で長期ゾーンは続落。FRBの利下げが先送りされるとの観測を背景に、この日も売りが続いた。利回りは一時4.4621%前後と昨年11月以来の高水準を付けた。
・原油先物相場は7日ぶりに反落。イスラエルは週末にパレスチナ自治区ガザ南部の都市ハーンユニスから軍隊を撤退させたことで、中東情勢を巡る緊張が緩和し、原油先物は7営業日ぶりに反落した。もっとも、イスラム組織ハマスが「イスラエルが提案した停戦案を拒否した」との報道が伝わると、下げ幅を縮小して引けた。
・金先物相場は続伸。ドルが徐々に弱含んだことや、外貨準備のうち金への資産配分を増やしている中国やインドをはじめとした中央銀行の買い意欲が強いこともあり最高値を更新し、続伸して引けた。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=151.82円(前営業日比△0.20円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=164.86円(△0.54円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0859ドル(△0.0022ドル)
ダウ工業株30種平均:38892.80ドル(▲11.24ドル)
ナスダック総合株価指数:16253.96(△5.44)
10年物米国債利回り:4.42%(△0.02%)
WTI原油先物5月限:1バレル=86.43ドル(▲0.48ドル)
金先物6月限:1トロイオンス=2351.0ドル(△5.6ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は続伸。米利下げ開始時期が後ずれするとの観測が高まる中、米長期金利の指標となる米10年債利回りが一時4.4621%前後と昨年11月以来の高水準を更新すると円売り・ドル買いが先行。21時過ぎに一時151.94円と日通し高値を付けた。
ただ、米10年債利回りが4.40%台まで上昇幅を縮めるとドル円にも売りが出て、151.72円付近まで伸び悩んだ。政府・日銀による為替介入への警戒感が根強い中、3月27日に付けた34年ぶりの高値151.97円がレジスタンスとして意識された面もあった。
・ユーロドルは上昇。米国での利下げ時期が先送りされるとの見方から、欧州市場では一時1.0821ドルと日通し安値を付けたものの、NY市場に入ると買い戻しが優勢に。米長期金利が上昇幅を縮めたことなどを手掛かりにユーロ買い・ドル売りが入った。前週末の高値1.0848ドルを上抜けると一時1.0862ドルまで上値を伸ばした。
・ユーロ円は続伸。ユーロドルの上昇につれたユーロ買いが入ったほか、欧州株高に伴うリスク・オンの円売りが出ると、取引終了間際に一時164.91円と日通し高値を付けた。
ユーロ円以外のクロス円も底堅く推移した。ポンド円は一時192.19円、豪ドル円は100.32円、NZドル円は91.64円、カナダドル円は111.90円、メキシコペソ円は9.31円まで値を上げた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は小反落。米連邦準備理事会(FRB)の利下げが先送りされるとの観測が相場の重しとなった半面、景気敏感株を中心に押し目買いが入ったため、相場は前週末終値を挟んだ狭いレンジ取引に終始した。市場では「10日の3月米消費者物価指数(CPI)を控えて様子見ムードが強く大きな方向感は出なかった」との声が聞かれた。
一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は小幅続伸。電気自動車のテスラが「ロポタクシーのデザインを8月8日に発表する」としたことを受けて、5%近く上昇した。
・米国債券相場で長期ゾーンは続落。FRBの利下げが先送りされるとの観測を背景に、この日も売りが続いた。利回りは一時4.4621%前後と昨年11月以来の高水準を付けた。
・原油先物相場は7日ぶりに反落。イスラエルは週末にパレスチナ自治区ガザ南部の都市ハーンユニスから軍隊を撤退させたことで、中東情勢を巡る緊張が緩和し、原油先物は7営業日ぶりに反落した。もっとも、イスラム組織ハマスが「イスラエルが提案した停戦案を拒否した」との報道が伝わると、下げ幅を縮小して引けた。
・金先物相場は続伸。ドルが徐々に弱含んだことや、外貨準備のうち金への資産配分を増やしている中国やインドをはじめとした中央銀行の買い意欲が強いこともあり最高値を更新し、続伸して引けた。
(中村)