16日香港株=売り先行か、米長期金利の上昇などを嫌気 中国の主要経済指標に注目

 16日の香港市場は米株安の流れを引き継ぎ、売りが先行するか。3月の米小売売上高の予想上振れを受けて米10年債利回りが一時、昨年11月中旬以来の4.66%台に上昇したことや、イランがイスラエル対して行った大規模攻撃に対するイスラエルの報復への警戒感が重荷となりそうだ。

 日本時間の午前11時に発表予定の中国の主要経済指標が注目される。市場コンセンサス予想は2024年1-3月の国内総生産(GDP)成長率が前年同期比4.6%増、3月の鉱工業生産が前月比6.0%増、3月の小売売上高が同4.6%増、1-3月の固定資産投資が4.1%増。結果によっては相場の波乱要因となる可能性がある。

 15日のNY市場でダウ平均は248米ドル安と6営業日続落し、1月18日以来およそ3カ月ぶりの安値で終えた。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は続落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、主力株のHSBC(00005)、AIAグループ(01299)、中国建設銀行(00939)、テンセント(00700)、アリババ集団(09988)などが香港終値を下回って引けた。
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