カナダドル、軟調 弱いCPIで6月利下げも現実味を帯びたか

 3月カナダ消費者物価指数(CPI)は前年比で市場予想通りの2.9%増となったが、前月比では0.6%増と予想の0.7%増を下回った。

 カナダドルは対ドルで指標発表前の1.3780カナダドル近辺から1.3823カナダドルまでカナダドル安が進み、カナダドル円は111.85円近辺まで押し戻された。前回のカナダ銀行(中央銀行、BOC)の会合後に、マックレムBOC総裁が6月利下げ開始の可能性を否定しなかったが、指標結果を受けて更に米国よりも早い利下げ期待が高まりつつある。

(松井)
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