ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、堅調

 18日のニューヨーク外国為替市場でドル円は堅調。24時時点では154.63円と22時時点(154.37円)と比べて26銭程度のドル高水準だった。4月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想を大きく上回ったことが伝わると全般ドル買いが先行。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.63%台まで上昇したことも相場の支援材料となり、一時154.64円と日通し高値を更新した。ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁が「利下げの緊急性は感じていない」「利上げは私の基本的な予想ではないが、データが要求するならFRBは利上げするだろう」と述べたことも意識された。市場ではウイリアムズ総裁が利上げの可能性を否定しなかったことが話題となった。
 なお、23時発表の3月米景気先行指標総合指数や3月米中古住宅販売件数が予想を下回ったことが分かると伸び悩む場面もあったが、下押しは限定的だった。

 ユーロドルは下げ渋り。24時時点では1.0654ドルと22時時点(1.0663ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが先行すると一時1.0646ドルと日通し安値を付けたものの、23時発表の米経済指標が予想を下回ると次第に買い戻しが進んだ。

 ユーロ円はじり高。24時時点では164.74円と22時時点(164.60円)と比べて14銭程度のユーロ高水準。ドル円の上昇につれた買いが入った。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.96円 - 154.64円
ユーロドル:1.0646ドル - 1.0690ドル
ユーロ円:164.36円 - 164.95円

(中村)
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