東京外国為替市場概況・10時 ドル円、約34年ぶりの高値を更新

 25日の東京外国為替市場でドル円はしっかり。10時時点では155.37円とニューヨーク市場の終値(155.35円)と比べて2銭程度のドル高水準だった。ゴトー日(5・10日)仲値にかけてじり高となり、昨日高値155.37円を上抜けて約34年ぶりのドル高・円安水準となる155.42円まで上値を伸ばした。
 なお鈴木財務相は今朝、為替についての質問に対してコメントは控えた。

 ユーロ円は強含み。10時時点では166.30円とニューヨーク市場の終値(166.21円)と比べて9銭程度のユーロ高水準だった。安寄りした日経平均は一時580円安まで下げ幅を広げたものの、クロス円の反応は鈍かった。ドル円の円安推移に歩調を合わせ、2008年8月以来の高値となる166.35円まで上昇した。また、豪ドル円が2014年12月以来の高値101.04円まで買われた。

 ユーロドルは小じっかり。10時時点では1.0703ドルとニューヨーク市場の終値(1.0699ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。ユーロ円の上昇に支えられた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.20円 - 155.42円
ユーロドル:1.0694ドル - 1.0705ドル
ユーロ円:166.00円 - 166.35円


(小針)
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