東京外国為替市場概況・10時 ドル円 しっかり
9日の東京外国為替市場でドル円はしっかり。10時時点では155.64円とニューヨーク市場の終値(155.53円)と比べて11銭程度のドル高水準だった。日銀決定会合の主な意見が公表された後に円買いの動きが見られ一時155.17円まで下押したが、押し目に買い意欲が強く155円半ばに持ち直した。仲値公示に向けては実需の買いも見られ、155.70円まで強含み昨日の高値を上回った。
4月25-26日に開催された日銀金融政策決定会合における主な意見では、当面は緩和的な金融環境が必要としながら、長期国債の買い入れについて「どこかで削減の方向性を示すのが良い」との見解が示された。円安を背景に基調的な物価上昇率上振れが続く場合は、正常化ペースが速まる可能性は十分あるとも指摘された。
ユーロ円は下げ渋る。10時時点では167.21円とニューヨーク市場の終値(167.19円)と比べて2銭程度のユーロ高水準だった。日銀決定会合の主な意見を受けた円買いで一時166.75円まで下押したが、ドル円の切り返しに連動し一転167.26円まで上値を伸ばした。
ユーロドルは10時時点では1.0743ドルとニューヨーク市場の終値(1.0748ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。1.0742ドルまでわずかに下値を広げたものの、手がかり難で値動きは鈍い。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.17円-155.70円
ユーロドル:1.0742ドル-1.0751ドル
ユーロ円:166.75円-167.26円
(金)
4月25-26日に開催された日銀金融政策決定会合における主な意見では、当面は緩和的な金融環境が必要としながら、長期国債の買い入れについて「どこかで削減の方向性を示すのが良い」との見解が示された。円安を背景に基調的な物価上昇率上振れが続く場合は、正常化ペースが速まる可能性は十分あるとも指摘された。
ユーロ円は下げ渋る。10時時点では167.21円とニューヨーク市場の終値(167.19円)と比べて2銭程度のユーロ高水準だった。日銀決定会合の主な意見を受けた円買いで一時166.75円まで下押したが、ドル円の切り返しに連動し一転167.26円まで上値を伸ばした。
ユーロドルは10時時点では1.0743ドルとニューヨーク市場の終値(1.0748ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。1.0742ドルまでわずかに下値を広げたものの、手がかり難で値動きは鈍い。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.17円-155.70円
ユーロドル:1.0742ドル-1.0751ドル
ユーロ円:166.75円-167.26円
(金)