欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、高値更新

 15日の欧州外国為替市場でドル円は高値更新。22時時点では154.18円と20時時点(153.93円)と比べて25銭程度のドル高水準だった。節目の154円を前に伸び悩む動きを見せたが、3月米小売売上高が予想を上回ったことからドル買いが強まると、ストップロスを巻き込みながら154.41円まで上昇して1990年6月以来の高値を記録した。

 ユーロドルは方向感定まらず。22時時点では1.0648ドルと20時時点(1.0657ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ安水準だった。1.06ドル台半ばで伸び悩む中、米小売を受けて米10年債利回りが4.62%台まで上昇したことが重しとなり、1.0630ドル前後まで下押して本日安値に接近する場面が見られた。しかし、22時過ぎに1.0660ドル前後まで切り返すなど、方向感が定まらなかった。

 ユーロ円は小高い。22時時点では164.17円と20時時点(164.05円)と比べて12銭程度のユーロ高水準だった。ドル円に連れて164.39円まで上昇して日通し高値を更新した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:152.98円 - 154.41円
ユーロドル:1.0629ドル - 1.0665ドル
ユーロ円:162.71円 - 164.39円

(川畑)
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