ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、いったん頭打ち

 18日のニューヨーク外国為替市場でドル円はいったん頭打ち。4時時点では154.59円と2時時点(154.62円)と比べて3銭程度のドル安水準だった。米債金利は10年債が4.64%台、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策の影響を受けやすい2年債が4.98%台と高水準を維持。ドル円は154.68円までじり高となった。ただ、鈴木財務相の「為替市場に関しては日米、日米韓で緊密な意思疎通を行う」「金利差だけで為替の水準は決まらない」など為替関連の発言も伝わるなか154.55円前後へ下押した。

 ユーロドルはじり安。4時時点では1.0645ドルと2時時点(1.0653ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ安水準だった。米金利高止まるなか、ユーロ安・ドル高方向の動きがじりじり進んだ。大きな値幅ではないが、1.0642ドル前後まで下値を探った。一時330ドル高となったダウ平均がマイナスへ転じるなど米株の不安定な動きを反映し、リスクセンチメントに敏感なオセアニア通貨が豪ドル米ドルで0.6417米ドル、NZドル米ドルが0.5899米ドルまで値を下げた動きに連れた面もあった。

 ユーロ円も重い動き。4時時点では164.56円と2時時点(164.72円)と比べて16銭程度のユーロ安水準だった。米株の重い動きを反映して、クロス円もさえない。ドル円がやや円買い方向へ傾いたこともあり、ユーロ円は164.55円前後へ下押した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.96円 - 154.68円
ユーロドル:1.0642ドル - 1.0690ドル
ユーロ円:164.36円 - 164.95円

(関口)
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