東京外国為替市場概況・15時 ドル円、買い戻し

 19日午後の東京外国為替市場でドル円は買い戻し。15時時点では154.33円と12時時点(153.90円)と比べて43銭程度のドル高水準だった。イランの核施設が無事だったことに加え、イラン高官がイスラエルからのミサイル攻撃はなく、爆発音はドローンを撃墜した際に発生したものだった、と述べたことで、154.46円前後まで反発した。
 なお、イスラエル側も「イランの核施設を標的とせず」と表明したほか、国際原子力機関(IAEA)も「イランの核施設に被害はない」と確認した。

 ユーロ円も反発。15時時点では164.06円と12時時点(163.41円)と比べて65銭程度のユーロ高水準だった。中東の地政学リスクへの警戒感がやや後退したことで、164.35円前後まで反発した。

 ユーロドルは小幅高。15時時点では1.0630ドルと12時時点(1.0618ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ高水準だった。ユーロ円の反発に連れ高となり、1.0643ドル前後まで戻した。なお、カザークス・ラトビア中銀総裁は「インフレとの戦いで勝利宣言は時期尚早」と述べた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.59円 - 154.67円
ユーロドル:1.0611ドル - 1.0645ドル
ユーロ円:163.02円 - 164.63円

(山下)
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