25日香港株=上値重いか、利益確定売りや様子見ムードで

 25日の香港市場は上値の重い展開か。ハンセン指数は前日まで3日続伸し、終値で2023年11月28日以来およそ5カ月ぶりの高値を付けた後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなりそうだ。また、4月30日-5月1日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が控えており、様子見ムードが強まる可能性もある。

 一方、ブリンケン米国務長官が24日午後、上海に到着した。王毅外交部長との会談が予定されているほか、習近平国家主席と会談する可能性も報じられており、米中関係の改善が期待される。

 24日のNY株式相場は高安まちまち。ダウ平均が小幅に反落した一方、ハイテク株主体のナスダック総合は小幅に3日続伸した。低価格EV車の生産計画が好感されたテスラが12%高と急伸したほか、好決算を発表したテキサス・インスツルメンツ、ハズブロ、ボストン・サイエンティフィク、バイオジェンなども大幅高となったが、週後半に発表される1-3月期GDPや3月コアPCE価格指数の発表を控え、米10年債利回りが一時4.67%台に上昇したことが上値圧迫要因となった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、HSBC(00005)やアリババ集団(09988)が香港終値を上回って引けた半面、美団(03690)やテンセント(00700)が下回って引けた。
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