東京外国為替市場概況・12時 ドル円、上値が重い

 30日の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。12時時点では149.64円とニューヨーク市場の終値(149.66円)と比べ2程度のドル安水準だった。ゴトー日(5・10日)の仲値に絡んだ買いで10時前につけた149.82円を頭に、149.62円付近まで押し戻された。時間外の米10年債利回りの上げが一服した一方、円長期金利は上昇基調のままだったこともドル売り円買いに繋がった。

 ユーロ円は伸び悩み。12時時点では158.06円とニューヨーク市場の終値(158.13円)と比べて7銭程度のユーロ安水準だった。円金利の上昇や軟調な日本株の動きが重しとなり、158.04円前後まで上値を切り下げた。
 本邦の新発10年物国債利回りは0.89%まで上昇し、2013年7月以来の高さを記録した。

 ユーロドルは12時時点では1.0562ドルとニューヨーク市場の終値(1.0565ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。前週末引け水準付近で小幅な上下に留まった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.49円 - 149.82円
ユーロドル:1.0555ドル - 1.0578ドル
ユーロ円:158.00円 - 158.24円


(小針)
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