東京外国為替市場概況・17時 ドル円 じり安

 30日午後の東京外国為替市場でドル円はじり安。17時時点では149.50円と15時時点(149.64円)と比べて14銭程度のドル安水準だった。時間外の米10年債利回りが4.84%台まで上げ幅を縮小した動きが重しとなるなか、中東情勢の緊迫化懸念を背景としたリスクオフの円買いが見られ、一時149.29円と17日以来の安値をつけた。もっとも依然として押し目買い意欲は強く、売りが一服すると149円半ばに持ち直した。

 ユーロドルは上値が重い。17時時点では1.0551ドルと15時時点(1.0561ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ安水準だった。欧州勢参入後にやや欧州通貨の売りが見られ、1.0547ドルまで下値を広げ、ポンドドルは1.2090ドルまで安値を更新した。この後はドイツの7-9月期GDP速報値の発表が予定されている。

 ユーロ円は下落。17時時点では157.74円と15時時点(158.04円)と比べて30銭程度のユーロ安水準だった。ユーロの対ドル・対オセアニア通貨での売りが優勢となるなか、ドル円の下げにつられ157.70円まで弱含み、投資家のリスクオフ志向が強いなか157円後半で戻りが鈍い。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.29円 - 149.82円
ユーロドル:1.0547ドル - 1.0578ドル
ユーロ円:157.70円 - 158.24円

(金)
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