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ドル・円相場:1ドル=143.84円(3日15時時点比△0.89円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=163.67円(△0.41円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1378ドル(▲0.0043ドル)
FTSE100種総合株価指数:8787.02(前営業日比△12.76)
ドイツ株式指数(DAX):24091.62(△160.95)
10年物英国債利回り:4.638%(▲0.029%)
10年物独国債利回り:2.525%(△0.001%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
主な欧州経済指標
<発表値> <前回発表値>
5月スイス消費者物価指数(CPI)
前月比 0.1% 0.0%
5月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値
(前年比) 1.9% 2.2%
5月ユーロ圏HICPコア速報値
(前年比) 2.3% 2.7%
4月ユーロ圏失業率
6.2% 6.3%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
各市場の動き
・ドル円は底堅い動き。時間外の米10年債利回りの低下や米株指数先物の下落が相場の重しになると一時142.61円付近まで下げたものの、アジア時間に付けた日通し安値142.38円が目先サポートとして意識されると一転買い戻しが優勢となった。対欧州・オセアニア通貨中心にドル買いが進んだ影響も受けた。
NYの取引時間帯に入ると、4月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数が739.1万件と予想の710.0万件を上回ったことが伝わり全般ドル買いが活発化。米10年債利回りが上昇に転じたことも相場の支援材料となり、1時30分過ぎに一時144.11円と日通し高値を更新した。
・ユーロドルは頭が重かった。5月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が予想を下回ったことが分かるとユーロ売り・ドル買いが先行。NY市場に入り、良好な米雇用指標をきっかけに全般ドル買いが強まると一時1.1364ドルと日通し安値を更新した。ただ、前日の安値1.1341ドルが目先サポートとして意識されると下げ渋った。
・ポンドドルは下値が堅かった。ベイリー英中銀(BOE)総裁が「インフレ率が目標を下回る恐れがあれば利下げを加速する必要」などと発言するとポンド売り・ドル買いが優勢となり、一時1.3492ドルと日通し安値を付けた。ただ、前日の安値1.3452ドルがサポートとして働くと下げ幅を縮めた。
・ユーロ円は底堅い。欧州株相場や米株指数先物の下落が相場の重しになると一時162.80円と本日安値を付けたものの、NY市場に入ると一転上昇した。欧州株相場が持ち直したほか、現物の米国株相場が上昇したことを受けて円売り・ユーロ買いが優勢となった。1時30分過ぎには一時163.87円と本日高値を更新した。
・ロンドン株式相場は3日続伸。米関税政策を巡る貿易交渉の進展期待が投資家心理の支えとなり、株買いを誘った。BPやシェルなどエネルギー株が買われたほか、ロールス・ロイス・ホールディングスやBAEシステムズなど資本財サービス株が値上がりした。半面、リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が売られ、相場の上値を抑えた。
・フランクフルト株式相場は反発。米関税政策を巡る貿易交渉の進展期待から独株にも買いが入った。個別ではエアバス(2.32%高)やシーメンス・エナジー(2.02%高)、SAP(1.99%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は上昇。5月ユーロ圏HICP速報値が市場予想や欧州中央銀行(ECB)が目標とする2%を下回ったことを受けた。ただ、引けにかけては米債安につれた売りが出た。