東京外国為替市場概況・10時 ドル円、堅調

 10日の東京外国為替市場でドル円は堅調。10時時点では142.49円とニューヨーク市場の終値(142.21円)と比べて28銭程度のドル高水準だった。時間外の米債利回りが小高く始まったことや、一時マイナス圏で取引された日経平均株価が反発したことを支えにドル円は堅調に推移。週初5・10日(ゴトー日)ということもあり、東京仲値にかけてのドル買いの憶測が強まると142.54円まで上値を広げた。

 ユーロドルはもみ合い。10時時点では1.0964ドルとニューヨーク市場の終値(1.0967ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。9時過ぎも先週高値1.0973ドルを超えることが出来なかったこともあり、ユーロドルは上値が徐々に重くなり1.0957ドルまで弱含んだ。もっとも、仲値にかけてはユーロ円の買いが支えになったこともあり下押しも限られ、レンジ内でもみ合いになっている。

 ユーロ円はじり高。10時時点では156.22円とニューヨーク市場の終値(155.94円)と比べて28銭程度のユーロ高水準だった。日経平均が反発するなど株の買い戻しや、東京仲値にかけての円売りが加わると156.28円までじり高。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.12円 - 142.54円
ユーロドル:1.0957ドル - 1.0971ドル
ユーロ円:155.83円 - 156.28円


(松井)
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