東京外国為替市場概況・10時 ドル円 下げ渋る

 9日の東京外国為替市場でドル円は下げ渋る。10時時点では143.34円とニューヨーク市場の終値(143.38円)と比べて4銭程度のドル安水準だった。日経平均の反落や時間外米長期金利の低下を手がかりに一時143.10円まで弱含んだ。ただ、4日ぶり反落した日経平均の下押しが限られたこともあり、東京仲値にかけては143.30円台に持ち直すなど方向感は出ていない。

 ユーロ円は小動き。10時時点では157.08円とニューヨーク市場の終値(157.10円)と比べて2銭程度のユーロ安水準だった。ドル円に連動する動きで、156.92円まで下押した後は157円台に持ち直し、小幅の上下にとどまっている。

 ユーロドルは底堅い。10時時点では1.0957ドルとニューヨーク市場の終値(1.0956ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ高水準だった。時間外の米10年債利回りが3.98%台まで低下幅を拡大した動きも支えに1.0965ドルまで買われるなど、小動きながら1.09ドル半ばで底堅く推移している。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.10円 - 143.41円
ユーロドル:1.0952ドル - 1.0965ドル
ユーロ円:156.92円 - 157.16円

(金)
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