欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、底堅い

 9日の欧州外国為替市場でドル円は底堅い。20時時点では151.12円と17時時点(150.91円)と比べて21銭程度のドル高水準だった。時間外の米10年債利回りが上昇したことにつれて買いが強まり、一時151.17円と本日高値を付けた。政府・日銀による介入警戒感は台頭しているものの、同時に上値への期待感も根強い。

 ユーロドルはじり安。20時時点では1.0686ドルと17時時点(1.0705ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ安水準だった。対円でのドル高につれる形で一時1.0685ドルまで下押しした。
 なお、ポンドドルは行って来い。ピル英中銀(BOE)金融政策委員会(MPC)委員兼チーフエコノミストが、引き続き金融引き締め政策を維持するべきだとの発言が伝わったことで一時1.2309ドルまで上昇したが、次第にドル買い圧力に押される形で1.2270ドル台まで失速している。

 ユーロ円は20時時点では161.50円と17時時点(161.55円)と比べて5銭程度のユーロ安水準だった。ドル相場となったため161円台半ばで方向感を欠いた。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:150.77円 - 151.17円
ユーロドル:1.0685ドル - 1.0716ドル
ユーロ円:161.45円 - 161.74円

(越後)
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