欧州マーケットダイジェスト・29日 株高・ドル乱高下
(29日終値:1日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=149.99円(29日15時時点比△0.09円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=161.99円(▲0.43円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0800ドル(▲0.0035ドル)
FTSE100種総合株価指数:7630.02(前営業日比△5.04)
ドイツ株式指数(DAX):17678.19(△76.97)
10年物英国債利回り:4.124%(▲0.061%)
10年物独国債利回り:2.411%(▲0.048%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
1月独小売売上高
前月比 ▲0.4% ▲1.1%・改
前年同月比 ▲1.6% ▲4.1%・改
10-12月期スウェーデンGDP(前期比) ▲0.1% ▲0.1%・改
10-12月期トルコGDP(前年比) 4.0% 6.1%・改
2月仏CPI速報値
前月比 0.8% ▲0.2%
前年同月比 2.9% 3.1%
10-12月期仏GDP改定値(前期比) 0.1% 0.0%
1月仏PPI(前月比) ▲1.3% ▲0.1%・改
1月仏消費支出(前月比) ▲0.3% 0.3%
2月スイスKOF景気先行指数 101.6 102.5・改
10-12月期スイスGDP
前期比 0.3% 0.3%
前年同期比 0.6% 0.4%・改
2月独雇用統計
失業者数変化 1.10万人 0.10万人・改
独失業率 5.9% 5.9%・改
1月英消費者信用残高 19億ポンド 13億ポンド・改
1月英マネーサプライM4
前月比 ▲0.1% 0.5%
前年同月比 ▲2.2% ▲0.9%
2月独CPI速報値
前月比 0.4% 0.2%
前年同月比 2.5% 2.9%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は方向感がない。東京市場での弱い地合いを引き継ぎ、欧州序盤には149.62円まで下げた後、米長期金利が上昇したことで150.10円台まで切り返した。ただ、1月米PCEコア・デフレーターが予想通りながらも前年比で前月から鈍化したことを背景に米10年債利回りが一転低下すると売りが再開。2月米シカゴ購買部協会景気指数や1月米住宅販売保留指数が相次いで弱い結果となり、米金利が一段と低下すると149.21円まで売り込まれた。一方、市場では「月末のロンドンフィキシング(日本時間1時)にかけてドル買いのフローが持ち込まれた」との指摘があり、一転して150円台を回復するなど方向感が定まらなかった。
・ユーロドルは頭が重い。欧州序盤から買いが強まったほか、NY序盤でも米長期金利の低下を手掛かりに買いが強まり、一時1.0856ドルまで本日高値を伸ばした。ただ、ロンドンフィキシング前後からドル買いが活発化すると一転下落。一時1.0796ドルまで下げ足を速め、昨日安値の1.0797ドルを下抜けた。
なお、2月独消費者物価指数(CPI)速報値は前年比で+2.5%と2021年6月以来の水準まで鈍化した。
・ユーロ円は弱含み。162円台前半から半ばでの推移が続いていたが、NY市場でのドル円の下落につれる形で161.69円まで売り込まれた。一方、ドル円が反発したため、一巡後は下げ渋った。
・ロンドン株式相場は4営業日ぶりに小反発。足元で下落が続いていたこともあり、割安感のある銘柄に買いが入った。半面、上昇スタートのダウ平均が下げに転じたため、引けにかけて上値が重くなった。情報技術のセイジ・グループやハルマの上昇が目立った。
・フランクフルト株式相場は7日続伸。独インフレが順調に鈍化していることが確認できたことで買い安心感が広がり、連日で史上最高値を更新した。個別では、アリアンツ(2.13%高)やシーメンス・エナジー(1.97%高)が買われた。
・欧州債券相場は上昇。
(越後)
ドル・円相場:1ドル=149.99円(29日15時時点比△0.09円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=161.99円(▲0.43円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0800ドル(▲0.0035ドル)
FTSE100種総合株価指数:7630.02(前営業日比△5.04)
ドイツ株式指数(DAX):17678.19(△76.97)
10年物英国債利回り:4.124%(▲0.061%)
10年物独国債利回り:2.411%(▲0.048%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
1月独小売売上高
前月比 ▲0.4% ▲1.1%・改
前年同月比 ▲1.6% ▲4.1%・改
10-12月期スウェーデンGDP(前期比) ▲0.1% ▲0.1%・改
10-12月期トルコGDP(前年比) 4.0% 6.1%・改
2月仏CPI速報値
前月比 0.8% ▲0.2%
前年同月比 2.9% 3.1%
10-12月期仏GDP改定値(前期比) 0.1% 0.0%
1月仏PPI(前月比) ▲1.3% ▲0.1%・改
1月仏消費支出(前月比) ▲0.3% 0.3%
2月スイスKOF景気先行指数 101.6 102.5・改
10-12月期スイスGDP
前期比 0.3% 0.3%
前年同期比 0.6% 0.4%・改
2月独雇用統計
失業者数変化 1.10万人 0.10万人・改
独失業率 5.9% 5.9%・改
1月英消費者信用残高 19億ポンド 13億ポンド・改
1月英マネーサプライM4
前月比 ▲0.1% 0.5%
前年同月比 ▲2.2% ▲0.9%
2月独CPI速報値
前月比 0.4% 0.2%
前年同月比 2.5% 2.9%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は方向感がない。東京市場での弱い地合いを引き継ぎ、欧州序盤には149.62円まで下げた後、米長期金利が上昇したことで150.10円台まで切り返した。ただ、1月米PCEコア・デフレーターが予想通りながらも前年比で前月から鈍化したことを背景に米10年債利回りが一転低下すると売りが再開。2月米シカゴ購買部協会景気指数や1月米住宅販売保留指数が相次いで弱い結果となり、米金利が一段と低下すると149.21円まで売り込まれた。一方、市場では「月末のロンドンフィキシング(日本時間1時)にかけてドル買いのフローが持ち込まれた」との指摘があり、一転して150円台を回復するなど方向感が定まらなかった。
・ユーロドルは頭が重い。欧州序盤から買いが強まったほか、NY序盤でも米長期金利の低下を手掛かりに買いが強まり、一時1.0856ドルまで本日高値を伸ばした。ただ、ロンドンフィキシング前後からドル買いが活発化すると一転下落。一時1.0796ドルまで下げ足を速め、昨日安値の1.0797ドルを下抜けた。
なお、2月独消費者物価指数(CPI)速報値は前年比で+2.5%と2021年6月以来の水準まで鈍化した。
・ユーロ円は弱含み。162円台前半から半ばでの推移が続いていたが、NY市場でのドル円の下落につれる形で161.69円まで売り込まれた。一方、ドル円が反発したため、一巡後は下げ渋った。
・ロンドン株式相場は4営業日ぶりに小反発。足元で下落が続いていたこともあり、割安感のある銘柄に買いが入った。半面、上昇スタートのダウ平均が下げに転じたため、引けにかけて上値が重くなった。情報技術のセイジ・グループやハルマの上昇が目立った。
・フランクフルト株式相場は7日続伸。独インフレが順調に鈍化していることが確認できたことで買い安心感が広がり、連日で史上最高値を更新した。個別では、アリアンツ(2.13%高)やシーメンス・エナジー(1.97%高)が買われた。
・欧州債券相場は上昇。
(越後)