東京外国為替市場概況・10時 ドル円、売り一服

 12日の東京外国為替市場でドル円は売り一服。10時時点では146.87円とニューヨーク市場の終値(146.95円)と比べて8銭程度のドル安水準だった。一部報道で「日銀は平均賃上げ率が23年を大きく上回れば解除に踏み切る」と報じたことが伝わると円買いが進行。債券市場が下落して始まったことや、続落して始まった日経平均株価が下げ幅を広げるとドル円は146.62円まで弱含んだ。しかし、株売りの勢いがやや弱まったこともあり、10時過ぎには146.90円台を回復し、売りも一服となっている。

 ユーロドルは小動き。10時時点では1.0928ドルとニューヨーク市場の終値(1.0926ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。対円でのドル売りが支えとなっているが、レンジは限られ小動き。

 ユーロ円は下げ渋り。10時時点では160.51円とニューヨーク市場の終値(160.55円)と比べて4銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下げに連れて160.28円まで下押ししたが、昨日安値160.22円を割り込めず下げ渋り160円半ばまで買い戻された。

 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.62円 - 146.99円
ユーロドル:1.0921ドル - 1.0932ドル
ユーロ円:160.28円 - 160.61円


(松井)
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