東京マーケットダイジェスト・12日 円安・株小幅安
(12日15時時点)
ドル円:1ドル=147.52円(前営業日NY終値比△0.57円)
ユーロ円:1ユーロ=161.36円(△0.81円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0938ドル(△0.0012ドル)
日経平均株価:38797.51円(前営業日比▲22.98円)
東証株価指数(TOPIX):2657.24(▲9.59)
債券先物6月物:145.47円(▲0.08円)
新発10年物国債利回り:0.765%(△0.005%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.05900%(横ばい)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な国内経済指標) <発表値> <前回発表値>
2月企業物価指数
前月比 0.2% 0.0%
前年同月比 0.6% 0.2%
1-3月期法人企業景気予測調査
大企業業況判断指数(BSI、全産業) 0.0 4.8
大企業業況判断指数(BSI、製造業) ▲6.7 5.7
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は強含み。一部報道で「日銀は平均賃上げ率が23年を大きく上回れば解除に踏み切る」と伝わると売りが先行し、146.62円まで下押しした。もっとも、昨日安値の146.49円が目先のサポートとして意識されると、その後は買い戻しが優勢に。日経平均株価の下げ幅縮小や植田日銀総裁が国会で政策修正に関して踏み込んだ発言をしなかったことなどが材料視され、15時前には147.60円まで反発。15時過ぎには関係者筋から「日銀は3月会合でマイナス金利解除の是非を議論する見通し」「3月か4月のマイナス金利解除でコンセンサスはできていない」などの発言が伝わり、一時147.23円付近まで下押す場面もあったが、総じてこれまでに伝わっていた内容と同様のものであったことから反応は一時的だった。
・ユーロ円も強含み。朝方に160.28円まで下落する場面もあったが、昨日安値の160.22円手前で下げ止まると、ドル円の上昇や日本株の買い戻しなどを手掛かりに円売り・ユーロ買いが進み、一時161.44円まで反発した。
・ユーロドルは小高い。ユーロ円などの上昇につれて1.0939ドルまで買いが入ったが、今晩に2月米消費者物価指数(CPI)の発表が控えていることもあり、積極的に上値を試す動きにはなっていない。
・日経平均株価は小幅続落。前日の米国株式市場でハイテク株が下落した流れを引き継いで、この日の東京市場でもハイテク関連銘柄に売りが出た。日銀が前日に株価指数連動型上場投資信託(ETF)の買い入れを見送ったことも相場の重しとなり、指数は一時550円近く下落。ただ、その後は外国為替市場で円安・ドル高が進んだことを受けて輸出関連株などに押し目買いが入り、引け直前には上昇に転じる場面も見られた。
・債券先物相場は続落。根強い日銀の早期マイナス金利解除への思惑から売りが先行したものの、一巡後は徐々に買い戻しが入った。5年物国債入札を順調に消化すると需給の引き締まりが意識されて、一時上昇に転じる場面もあった。
(岩間)
ドル円:1ドル=147.52円(前営業日NY終値比△0.57円)
ユーロ円:1ユーロ=161.36円(△0.81円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0938ドル(△0.0012ドル)
日経平均株価:38797.51円(前営業日比▲22.98円)
東証株価指数(TOPIX):2657.24(▲9.59)
債券先物6月物:145.47円(▲0.08円)
新発10年物国債利回り:0.765%(△0.005%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.05900%(横ばい)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な国内経済指標) <発表値> <前回発表値>
2月企業物価指数
前月比 0.2% 0.0%
前年同月比 0.6% 0.2%
1-3月期法人企業景気予測調査
大企業業況判断指数(BSI、全産業) 0.0 4.8
大企業業況判断指数(BSI、製造業) ▲6.7 5.7
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は強含み。一部報道で「日銀は平均賃上げ率が23年を大きく上回れば解除に踏み切る」と伝わると売りが先行し、146.62円まで下押しした。もっとも、昨日安値の146.49円が目先のサポートとして意識されると、その後は買い戻しが優勢に。日経平均株価の下げ幅縮小や植田日銀総裁が国会で政策修正に関して踏み込んだ発言をしなかったことなどが材料視され、15時前には147.60円まで反発。15時過ぎには関係者筋から「日銀は3月会合でマイナス金利解除の是非を議論する見通し」「3月か4月のマイナス金利解除でコンセンサスはできていない」などの発言が伝わり、一時147.23円付近まで下押す場面もあったが、総じてこれまでに伝わっていた内容と同様のものであったことから反応は一時的だった。
・ユーロ円も強含み。朝方に160.28円まで下落する場面もあったが、昨日安値の160.22円手前で下げ止まると、ドル円の上昇や日本株の買い戻しなどを手掛かりに円売り・ユーロ買いが進み、一時161.44円まで反発した。
・ユーロドルは小高い。ユーロ円などの上昇につれて1.0939ドルまで買いが入ったが、今晩に2月米消費者物価指数(CPI)の発表が控えていることもあり、積極的に上値を試す動きにはなっていない。
・日経平均株価は小幅続落。前日の米国株式市場でハイテク株が下落した流れを引き継いで、この日の東京市場でもハイテク関連銘柄に売りが出た。日銀が前日に株価指数連動型上場投資信託(ETF)の買い入れを見送ったことも相場の重しとなり、指数は一時550円近く下落。ただ、その後は外国為替市場で円安・ドル高が進んだことを受けて輸出関連株などに押し目買いが入り、引け直前には上昇に転じる場面も見られた。
・債券先物相場は続落。根強い日銀の早期マイナス金利解除への思惑から売りが先行したものの、一巡後は徐々に買い戻しが入った。5年物国債入札を順調に消化すると需給の引き締まりが意識されて、一時上昇に転じる場面もあった。
(岩間)