東京外国為替市場概況・17時 ドル円、強含み

 13日午後の東京外国為替市場でドル円は強含み。17時時点では147.67円と15時時点(147.57円)と比べて10銭程度のドル高水準だった。参院予算委員会おける岸田首相の発言「日本経済はデフレ脱却には至っていない」が伝わったタイミングで上値を試し、147.79円まで日通し高値を更新した。一巡後は147.50円台まで売り戻されるも、下値の堅さを確認すると再び147.70円台までじり高となった。

 ユーロドルはもみ合い。17時時点では1.0927ドルと15時時点(1.0929ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。16時過ぎに1.0932ドルまで僅かに本日レンジの上限を広げた後は、1.0921ドルまで下押しした。弱含む場面では、カザークス・ラトビア中銀総裁の発言「欧州中央銀行(ECB)は利下げをあまり遅らせる必要はない」などが伝わった。しかしながら動意は強まらず、一巡後は1.0920ドル台で小幅に上下した。

 ユーロ円は底堅い。17時時点では161.36円と15時時点(161.27円)と比べて9銭程度のユーロ高水準だった。ドル円が上値を伸ばしたタイミングで日通した高値に並ぶ161.47円まで上昇。その後161.20円台まで水準を切り下げるも、ドル円につれて再び161.40円前後まで持ち直した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.24円 - 147.79円
ユーロドル:1.0921ドル - 1.0932ドル
ユーロ円:160.90円 - 161.47円


(小針)
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