欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、下げ渋り

 27日の欧州外国為替市場でドル円は下げ渋り。22時時点では151.25円と20時時点(151.20円)と比べて5銭程度のドル高水準だった。三者会合(財務省・金融庁・日銀)の開催を受けた本邦通貨当局によるドル売り・円買い介入への警戒感から一時151.03円まで下値を広げたものの、円買い介入が実施されていないことで下値は限定的だった。
 2022年10月21日のNY市場での円買い介入は、東京時間23時30分頃に実施された。しかし、本日介入した場合、3月月次ベース(令和6年2月28日~令和6年3月27日)での介入となるが、明日ならば、4月月次ベースの介入となることで、本日の介入はないのでは、との見方があるもよう。

 ユーロ円は弱含み。22時時点では163.53円と20時時点(163.68円)と比べて15銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下落につれて一時163.44円まで下値を広げた。

 ポンド円は190.51円、豪ドル円は98.50円、NZドル円は90.61円まで下値を広げた。
 
 ユーロドルは弱含み。22時時点では1.0819ドルと20時時点(1.0832ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ安水準だった。ユーロ円の下落に連れ安となり、一時1.0815ドルまで下値を広げた。

 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.03円 - 151.97円
ユーロドル:1.0815ドル - 1.0839ドル
ユーロ円:163.44円 - 164.42円


(山下)
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