ロンドン為替見通し=独指標とECB高官発言の弱さが重なる展開に注意

 ロンドンタイムは、先週末の予想より強かった米雇用統計後に対ドルで欧州通貨の上値が抑えられた地合いが続くか見定めることになる。手掛かりの1つとなりそうなのは欧州序盤15時発表の2月独鉱工業生産など独経済指標の強弱だろう。

 2月独鉱工業生産について市場は前月比+0.3%、前年比-6.7%程度の結果を見込んでおり、前月1月の+1.0%、-5.5%よりそれぞれ弱い内容を予想している。製造関連の実績値の低下が欧州中央銀行(ECB)利下げ観測の高まりを後押しする展開に留意したい。

 ECB高官の発言にも注意したい。ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁が講演予定で、同総裁はこれまで「夏季休暇前に2度の利下げが必要」「2024年内に4度の利下げが合理的と考える」などと述べている。ハト派とされるストゥルナラス総裁の見解は、他のECB高官からまだ全面的に支持されているわけではないというが、経済指標が弱まったところにハト派な発言が重なれば、ユーロを買いづらいムードが強まることになりそうだ。


想定レンジ上限
・ユーロドル:日足一目均衡表・雲の上限1.0917ドル。

想定レンジ下限
・ユーロドル:4月2日安値1.0725ドル。

(関口)
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