東京マーケットダイジェスト・17日 円小高い・株安

(17日15時時点)
ドル円:1ドル=154.63円(前営業日NY終値比▲0.09円)
ユーロ円:1ユーロ=164.09円(▲0.20円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0612ドル(▲0.0007ドル)
日経平均株価:37961.80円(前営業日比▲509.40円)
東証株価指数(TOPIX):2663.15(▲33.96)
債券先物6月物:144.11円(▲0.21円)
新発10年物国債利回り:0.885%(△0.02%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.10900%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)       <発表値>   <前回発表値>
3月貿易統計(通関ベース)
季節調整前           3665億円の黒字 3778億円の赤字・改
季節調整済           7015億円の赤字 5662億円の赤字・改


(各市場の動き)
・ドル円は弱含み。仲値にかけて154.73円まで上昇するも、前日高値154.79円を前に伸び悩み。その後は手掛かり材料に乏しい中でもみ合いが続いたが、本邦10年債利回りが一時0.88%と5カ月ぶり高水準を記録したことが重しとなって154.49円まで下押した。

・ユーロドルは小安い。時間外の米10年債利回りが水準をやや切り下げたことから1.0636ドルまで値を上げるも、一時的。その後は米10年債利回りが再び上昇すると1.0606ドルまで下押して前日安値1.0601ドルに接近した。

・ユーロ円は失速。日経平均の下げ幅縮小を手掛かりに164.49円まで値を上げるも、続かず。同株価が後場に入り軟調に推移したことや、ユーロドルの下げも合わさると、163.93円まで売られた。

・日経平均株価は軟調。米利下げ開始の後ずれ観測を受けた米長期金利の上昇により株式の相対的な割高感が警戒されたほか、地政学的リスクも重しとなり、売り先行でスタート。後場に入りプラス圏を回復する場面も見られたが一時的となり、心理的節目の3万8000円を割り込んで取引を終えた。

・債券先物相場は続落。米利下げ開始の後ずれ観測の高まりを背景に、米国債が売られた流れを引き継いで売りが先行すると、朝方に144円10銭まで下落。もっとも、手掛かり材料難から売りの勢いも続かず、その後はマイナス圏での小動きが続いた。日銀の国債買い入れオペで需給の緩みが意識されたことも債券相場の重しとの声も聞かれた。

(川畑)
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