東京外国為替市場概況・17時 ユーロドル 上昇

 23日午後の東京外国為替市場でユーロドルは上昇。17時時点では1.0678ドルと15時時点(1.0651ドル)と比べて0.0027ドル程度のユーロ高水準だった。早出の欧州勢が欧州通貨売りで参入し、1.0639ドルまでわずかに安値を更新したが、仏・独4月購買担当者景気指数(PMI)速報値を受けてユーロ買いが強まり、1.0695ドルまで12日以来の高値を更新した。
 4月の仏・独製造業PMI速報値は予想を下回ったが、4月仏サービス部門PMI速報値は昨年5月以来、4月独サービス部門PMI速報値は昨年6月以来の高い水準といずれも予想を大幅に上回る結果となった。17時に発表されたユーロ圏の4月PMI速報値は製造業が予想を下回った一方で、サービス部門は予想や前月を上回る強い結果となった。

 ユーロ円は強含み。17時時点では165.30円と15時時点(164.84円)と比べて46銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドル同様の動きとなり、15時過ぎに164.63円まで下押したが、欧州主要国のPMIを受けたユーロ買いに後押しされ165.61円まで強含んだ。
 
 ドル円は下値の堅い動き。17時時点では154.81円と15時時点(154.76円)と比べて5銭程度のドル高水準だった。わずかながら154.86円まで34年ぶりの高値を更新した。引き続き日本当局の円買い介入懸念が上値を圧迫し155円大台を前に伸び悩む地合いが続くも、円買い材料が乏しいこともあり下値は堅い。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.66円 - 154.86円
ユーロドル:1.0639ドル - 1.0695ドル
ユーロ円:164.63円 - 165.61円

(金)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。