東京外国為替市場概況・15時 ドル円、上昇

 26日午後の東京外国為替市場でドル円は上昇。15時時点では156.10円と12時時点(155.56円)と比べて54銭程度のドル高水準だった。日銀金融政策決定会合で政策金利の据え置きが決定され、一部で報じられていた国債買い入れ変更についても、3月会合の方針が継続された。これを受けてドル買い円売りが強まり、一時156.22円まで上値を伸ばし、1990年5月以来の高値を更新した。
 なお、赤沢財務副大臣は、「(円安について)特にコメントできることない」と述べた。

 この後、15時30分からの植田日銀総裁の記者会見が行われる。「これまでとおおむね同程度の金額(月間6兆円程度)」とした国債買い入れ額の削除などに関する質疑・応答が注目されている。

 ユーロ円も上昇。15時時点では167.42円と12時時点(166.79円)と比べて63銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇に連れ高となり、一時167.51円まで上げ幅を拡大した。
 また、円は全面安の展開となり、ポンド円は195.33円、豪ドル円は102.17円、NZドル円は93.14円、加ドル円は114.42円まで外貨高・円安が進んだ。

 ユーロドルは小動き。15時時点では1.0726ドルと12時時点(1.0723ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.43円 - 156.22円
ユーロドル:1.0719ドル - 1.0731ドル
ユーロ円:166.69円 - 167.51円



(山下)
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