東京外国為替市場概況・12時 ドル円、頭打ち

 23日の東京外国為替市場でドル円は頭打ち。12時時点では156.73円とニューヨーク市場の終値(156.80円)と比べて7銭程度のドル安水準だった。注目の日本銀行による国債買い入れオペで5-10年のオファー額は4250億円と前回から据え置き。一部で減額の思惑があっただけに発表後は円売りで反応した。ドル円は昨日高値の156.84円を上抜け、一時156.90円まで上昇した。ただ、節目の157円を前に一段高にはならず。注目材料をこなした感もあり、156.65円まで下値を広げる場面もあった。

 ユーロ円も円売り一服。12時時点では169.72円とニューヨーク市場の終値(169.71円)と比べて1銭程度のユーロ高水準だった。日銀の国債買い入れオペ通知にかけたドル円の上下による円相場の振れに連動。169.88円まで小幅に上値を広げた後、一時169.63円前後へ反落した

 ユーロドルは底堅い。12時時点では1.0828ドルとニューヨーク市場の終値(1.0823ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準だった。狭い値幅のなかの動きだが、対円でのドルの上下に左右され、小安く推移する場面も挟みつつも、1.0830ドルまでややレンジ上限を広げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.65円 - 156.90円
ユーロドル:1.0822ドル - 1.0830ドル
ユーロ円:169.58円 - 169.88円

(関口)
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