ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、下げ渋り

 12日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下げ渋り。4時時点では147.29円と2時時点(147.34円)と比べて5銭程度のドル安水準だった。一部通信社が「イランは24時間以内にイスラエルを攻撃する可能性がある」と報じたことで中東情勢が不安視される中、米10年債利回りが3.89%台まで低下したことも重しとなり、147.08円前後まで下値を広げた。もっとも、147円が目先のサポートして意識されると下げ渋った。

 ユーロ円も下げ渋り。4時時点では161.00円と2時時点(160.93円)と比べて7銭程度のユーロ高水準だった。NY市場序盤からの軟調な流れを引き継いで160.77円付近まで下押すも、売りの勢いが一服すると161.00円台まで小戻すなど、ドル円に連れた動きとなった。

 ユーロドルはこう着。4時時点では1.0930ドルと2時時点(1.0923ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。米10年債利回りが低下したものの反応は薄く、1.0930ドルを挟んでもみ合う展開となった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.47円 - 148.22円
ユーロドル:1.0910ドル - 1.0939ドル
ユーロ円:159.79円 - 161.95円

(川畑)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。