東京マーケットダイジェスト・13日 円安・株安

ドル円:1ドル=152.89円(前営業日NY終値比△0.26円)
ユーロ円:1ユーロ=160.00円(△0.22円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0465ドル(▲0.0003ドル)
日経平均株価:39470.44円(前営業日比▲378.70円)
東証株価指数(TOPIX):2746.56(▲26.47)
債券先物3月物:142.57円(△0.12円)
新発10年物国債利回り:1.040%(▲0.005%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.38500%(△0.00100%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 
      <発表値>   <前回発表値>
日銀・企業短期経済観測調査(短観、12月調査)
大企業製造業の業況判断指数(DI)
        14       13
大企業非製造業の業況判断指数(DI)
        33       34
大企業製造業DI 3月見込み
        13       14
大企業非製造業DI 3月見込み 
        28       28
大企業全産業設備投資
前年度比    11.3%    10.6%
10月鉱工業生産・確報値
前月比     2.8%     3.0%
前年同月比   1.4%     1.6%
10月設備稼働率
前月比     2.6%     4.4%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は底堅い。日銀が発表した12月の全国企業短期経済観測調査(短観)が概ね良好な内容だったことで初動は売りで反応し、一時152.46円まで値を下げた。ただ、来週の日銀会合での利上げ期待を高めるほどではないとの見方から一巡後は一転して買いが優勢に。昨日高値の152.77円を上抜けて153.09円まで値を上げた。OIS市場では、来週の会合で日銀が利上げする確率は15%前後と依然として低い。

・ユーロドルは上値が重い。朝方は1.0481ドルまでショートカバーが入ったが、一巡すると戻り売りに押される形で昨日安値の1.0464ドルを下抜けて1.0456ドルまで値を下げている。欧州中央銀行(ECB)が来年も利下げを継続するとの期待感がユーロの上値を重くしている模様。

・ユーロ円は方向感がない。ドル円の上昇につれる形で160.25円まで値を上げたが、昨日NY時間の高値とほぼ面合わせに留まると失速。ユーロドルが下落した影響も受けて159.70円台まで下げる場面も見られた。一巡後は160円を挟んだもみ合いが続いた。

・日経平均株価は5営業日ぶりに反落。昨日の米国株が下落したことが嫌気され、序盤から売りが強まった。足もとで相場上昇が続いていたこともあり、利益確定売りも目立ち、指数は一時600円超下落した。

・債券先物相場は続伸。昨日の米国債が売られた影響から142.36円まで売りが先行したが、日銀の早期利上げ観測が後退するなか、一巡後は142.62円まで反発した。

(越後)
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