ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、弱含み

 20日のニューヨーク外国為替市場でドル円は弱含み。24時時点では156.56円と22時時点(156.73円)と比べて17銭程度のドル安水準だった。米連邦準備理事会(FRB)が金融政策を判断するうえで重視している11月米個人消費支出(PCE)価格指数(デフレーター)で、変動が激しい食品とエネルギーを除くコア・デフレーターが前月比0.1%/前年比2.8%と予想の前月比0.2%/前年比2.9%を下回ると米長期金利が低下。全般ドル売りが先行し、一時156.32円と日通し安値を更新した。

 ユーロドルは伸び悩み。24時時点では1.0393ドルと22時時点(1.0389ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。米物価指標の下振れを受けてユーロ買い・ドル売りが先行すると一時1.0419ドルと日通し高値を付けたものの、前日の高値1.0422ドルが目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米利下げペース鈍化を見越したドル買いも入りやすかった。

 ユーロ円は24時時点では162.73円と22時時点(162.84円)と比べて11銭程度のユーロ安水準。ドル円の下落につれた売りが出た。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.32円 - 157.93円
ユーロドル:1.0343ドル - 1.0419ドル
ユーロ円:162.35円 - 163.66円

(中村)
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