欧州外国為替市場概況・22時　ドル円、強含み

　28日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。22時時点では150.66円と20時時点（150.37円）と比べて29銭程度のドル高水準だった。米長期金利の上昇や三桁高で推移するダウ先物を眺め、再び買いが優勢となった。22時過ぎには目先の上値めどと見られた21日高値150.74円を上抜けて、150.85円まで上げ幅を拡大した。なお、この後に市場が注目する1月米PCEデフレーターなどが発表予定。

　ユーロドルはじり高。22時時点では1.0406ドルと20時時点（1.0399ドル）と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。動意はそれほど高まっていないものの、1.0390ドル台で下値を固めて1.04ドル台を回復。22時過ぎに1.0412ドルまで日通し高値を更新した。22時に発表された2月独消費者物価指数（CPI）速報値は、前年比+2.3％と予想と同じだった。

　ユーロ円はしっかり。22時時点では156.78円と20時時点（156.38円）と比べて40銭程度のユーロ高水準だった。ダウ先物の強さを頼りに157.06円までユーロ買い円売りが進行した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円：149.10円　-　150.85円
ユーロドル：1.0381ドル　-　1.0412ドル
ユーロ円：154.80円　-　157.06円


（小針）