2日香港株=上値の重い展開か、連休や重要イベント控え持ち高調整

 休場明け2日の香港市場は上値の重い展開か。中国本土市場はメーデーで5日まで休場となっているほか、香港市場も5日は仏誕節で休場となる。また、週末には米雇用統計が発表されるほか、週明けには米連邦公開市場委員会(FOMC)が控えており、持ち高調整の動きが強まりそうだ。

 一方、トランプ米大統領はイランから石油や石油化学製品を購入する国について、即時に二次的制裁を科すと表明。いかなる方式であっても米国でビジネスを行うことは出来ないとした。中国はイランの最大の原油輸出先となっており、米中の対立激化などが懸念される。

 1日のNY株式相場は主要3指数がそろって上昇。マイクロソフトとメタ・プラットフォームズが前日引け後に好決算を発表し、AIラリーへの期待が再び高まった。ただ、新規失業保険申請件数が予想以上に増加したことで、翌日の4月雇用統計の下振れ懸念が上値の圧迫要因となった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、美団(03690)やテンセント(00700)、HSBC(00005)、アリババ集団(09988)が香港終値を下回って引けた。
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