欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、上昇一服

 8日の欧州外国為替市場でドル円は上昇一服。20時時点では144.76円と17時時点(144.32円)と比べて44銭程度のドル高水準だった。時間外の日米株価指数が堅調に推移したほか、米10年債利回りも一時4.31%台に上昇するのをながめ、145.00円まで上昇して5日高値に並んだ。ただ、買いの勢いが一服すると144.60円台まで押し戻される場面も見られた。

 ユーロ円は堅調。20時時点では163.42円と17時時点(163.04円)と比べて38銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇につれる形でじり高で推移すると、163.60円まで上値を広げた。

 ユーロドルは下げ渋り。20時時点では1.1288ドルと17時時点(1.1297ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ安水準だった。ドル円でのドル買いの影響を受けたほか、米長期金利の上昇も重しとなり、1.1275ドル付近まで下押し。もっとも、16時過ぎに付けた本日安値1.1270ドルが目先のサポートとして意識されると、その後は下げ渋った。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.45円 - 145.00円
ユーロドル:1.1270ドル - 1.1336ドル
ユーロ円:162.53円 - 163.60円

(川畑)
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