米国債市場概況・13日 10年物国債利回り、4.46%に低下
13日の米国債券相場で長期ゾーンは小反発。表面利率4.250%の10年物国債利回りは前営業日比0.01%低い(価格は高い)4.46%で終えた。4月米消費者物価指数(CPI)はヘッドラインが予想を下回ったものの、変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数は前年比で2.8%上昇と市場予想に一致。相場は方向感に乏しい展開となった。利回りは一時4.5026%前後と4月11日以来の高水準を付ける場面もあった。市場では「パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が述べたように米経済は良い位置にあり、FRBが利下げを急ぐ必要はないとの見方が確認できた」との声も聞かれた。
(中村)
(中村)