東京外国為替市場概況・15時 豪ドル、売り優勢

 20日午後の東京外国為替市場で豪ドル円は売り優勢。豪準備銀行(RBA)は市場予想通り、政策金利の0.25%引き下げを決定。声明で「インフレ率は目標レンジ内にあり、国際情勢が経済の重しとなることが予想されるため、上振れリスクは減少している」「インフレ率は大幅に低下している」などが明らかとなり、直後の市場は豪3年債利回りが低下すると共に豪ドル売りで反応。ドル円の下げも重しとなり、豪ドル円は92.53円まで下落した。

 ドル円は軟調。15時時点では144.38円と12時時点(145.11円)と比べて73銭程度のドル安水準だった。正午前に上昇した後は一転してじり安の展開となり、144.33円まで下値を広げた。20年債入札が不調な結果となり、超長期債を中心に下落(金利は上昇)したことも、円買いを誘ったもよう。

 ユーロ円も軟調。15時時点では162.49円と12時時点(162.99円)と比べて50銭程度のユーロ安水準だった。ドル円につれ安となる中、162.42円まで下落して日通し安値を更新した。日経平均がマイナス圏に沈んだ動きも重しとなった。

 ユーロドルは小高い。15時時点では1.1254ドルと12時時点(1.1232ドル)と比べて0.0022ドル程度のユーロ高水準だった。ドル円でドル売り・円買いの流れとなるのをながめ、1.1259ドルまで値を上げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.33円 - 145.51円
ユーロドル:1.1218ドル - 1.1259ドル
ユーロ円:162.42円 - 163.28円


(川畑)
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