今日の株式見通し=軟調か 「トランプ関税」リスクが高まる
東京市場は軟調か。先週末の米国株はまちまち。ダウ平均が上昇し、S&P500とナスダックが下落した。ダウ平均は54ドル高の42270ドルで取引を終えた。トランプ大統領が自身のSNSで、中国が米国との現行の貿易協定に「違反している」と発言したことから上値の重い展開。一方、4月個人消費支出(PCE)価格指数など、この日発表された経済指標はインフレへの警戒を和らげる材料となったことから下値も堅く、値幅はあまり出なかった。ドル円は足元143円90銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて255円安の37705円、ドル建てが235円安の37725円で取引を終えた。
トランプ大統領は5月30日に、鉄鋼とアルミニウムに関する追加関税を25%から50%に引き上げると発表。6月4日から実施するとしている。「トランプ関税」リスクが高まったことを受けて、日本株は売りに押されると予想する。5月30日の米国では、エヌビディアなど半導体株が弱かった。外需を中心に主力大型株は手がけづらい。一方、足元の動きが良い中小型株は、海外の影響を受けづらいという点で資金の受け皿になると見込まれる。売り一巡後は模様眺めムードが強まり、方向感に欠ける動きが続くだろう。日経平均の予想レンジは37500-37900円。
トランプ大統領は5月30日に、鉄鋼とアルミニウムに関する追加関税を25%から50%に引き上げると発表。6月4日から実施するとしている。「トランプ関税」リスクが高まったことを受けて、日本株は売りに押されると予想する。5月30日の米国では、エヌビディアなど半導体株が弱かった。外需を中心に主力大型株は手がけづらい。一方、足元の動きが良い中小型株は、海外の影響を受けづらいという点で資金の受け皿になると見込まれる。売り一巡後は模様眺めムードが強まり、方向感に欠ける動きが続くだろう。日経平均の予想レンジは37500-37900円。