ホルムズ海峡封鎖と世界経済への警鐘

 ホルムズ海峡の封鎖により、世界供給の約17%に相当する日量約2,000万バレルが寸断される危機に直面している。東西パイプラインのフル稼働を急いでいるが、代替輸送量は日量700万バレル程度に留まり、穴埋めには到底及ばない。

 現在、世界の石油在庫は5年ぶりの低水準にあり、供給停止が長引けば在庫の枯渇が加速し、石油市場と世界経済に壊滅的な打撃を与えるのは必至である。足元では価格が一時的に落ち着きを見せているものの、それは問題の先送りに過ぎない。中東情勢が沈静化せず、海峡の通航再開が遅れれば、事態はより深刻な局面へと向かうだろう。残された時間は少なく、市場への警告は日増しに強まっている。

(越後)

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