ロンドン為替見通し=ユーロドル、中東有事のドル買いやガス価格上昇で軟調推移か

 本日のロンドン為替市場のユーロドルは、米国とイランの和平協議決裂を受けた中東有事のドル買いやガス価格上昇で下値を探る展開が予想される。

 米国とイランの和平協議が決裂したことで、欧州中央銀行(ECB)の第2四半期リスクシナリオである原油価格119ドル、天然ガス87ユーロが現実となる可能性が高まりつつある。
 ユーロ圏のインフレ高進懸念の高まりを受けて、ECBが予防的な利上げに踏み切る可能性、すなわちエネルギー価格の上昇と景況感悪化が併存するスタグフレーションに陥る可能性が高まりつつあるため、本日のデギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁の講演には要注目となる。

 トランプ米大統領は、ホルムズ海峡の海上封鎖を警告し、イランへの限定的攻撃を検討している、と報じられており、本日も関連ヘッドラインに警戒しておきたい。

 また、先週末に行われたハンガリー総選挙で新興野党の中道右派「ティサ(尊厳と自由)」が勝利して16年ぶりの政権交代となったことで、親ロシア政権の退場による欧州へのプラスの影響にも注目しておきたい。

 ポンドドルも、英国がインフレ高進と景況感悪化が併存するスタグフレーション懸念が高まっていることで、本日のテイラー英中銀金融政策委員会(MPC)委員の講演に注目しておきたい。


想定レンジ上限
・ユーロドル:1.1739ドル(4/10高値)
・ユーロ円:187.44円(ピポット・レジスタンス2)
・ポンドドル:1.3561ドル(日足一目均衡表・雲の上限)
・ポンド円:214.58円(4/10高値)

想定レンジ下限
・ユーロドル:1.1575ドル(日足一目均衡表・基準線)
・ユーロ円:185.19円(日足一目均衡表・転換線)
・ポンドドル:1.3322ドル(日足一目均衡表・基準線)
・ポンド円:212.11円(日足一目均衡表・基準線)

(山下)
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