NYマーケットダイジェスト・30日 株高・原油安・介入観測で円高(2)

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は6日ぶりに反発し、2月18日以来の高値となった。原油先物相場の下落や米長期金利の低下が投資家心理の改善につながり、買いを促した。決算内容が好感されたキャタピラーが10%近く上昇し、1銘柄でダウ平均を540ドル近く押し上げた。一方、決算内容が嫌気されたマイクロソフトは6%超売られる場面があった。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、史上最高値で取引を終えた。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も最高値を更新した。

・米国債券相場で長期ゾーンは4日ぶりに反発。WTI原油先物価格が下落すると、インフレへの懸念が和らぎ債券買いが入った。市場では「月末の機関投資家による保有債券の残存年限を長期化するための買いが入った」との声も聞かれた。

・原油先物相場は4営業日ぶりに反落。時間外取引では中東情勢の緊迫化とエネルギー供給不安から買い先行となり、一時110.93ドルまで上昇。ただ、連日で大幅上昇となった後だけに、その後は月末を控えた持ち高調整売りに押されて103.34ドルまで反落した。

・金先物相場は4日ぶりに反発。外国為替市場でドルが対円で急落し、ドル建てで取引される金に割安感が広がった。米長期金利が低下したことも金利がつかない資産である金の下支えとなり、取引時間中には4650ドル台まで上昇する場面も見られた。


(中村)
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