NABの豪金利予測、市場主流派に異を唱える
ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)は、豪準備銀行(RBA)が2026年6月に政策金利を4.60%へ引き上げると予測した。これは、5月の利上げ(政策金利4.10%から4.35%に引き上げ)を「一時停止の予兆」と見るINGやコモンウェルス銀行(CBA)とは真っ向から対立する見解だ。他行が利上げサイクルの終焉を想定する一方で、NABは現在の4.35%という水準ではインフレ抑制に不十分であると分析している。
NABが予測する背景には、国内の需給逼迫と中東情勢に伴う「二重のインフレ圧力」がある。国内の供給制約に加え、原油価格の高騰が消費者物価を一段と押し上げるリスクが生じているためだ。事実、NABの調査では仕入れコストが過去約30年間で最大の上昇を記録しており、企業がコスト増を最終価格へ転嫁せざるを得ない深刻な状況が浮き彫りとなっている。
RBAの姿勢もこの予測を裏付けている。ブロックRBA総裁は「様子見」という表現を明確に否定しており、NABはこれをRBAに時間の猶予がないシグナルと解釈した。RBA自身の予測でも年末の原油高や高い終着金利が想定されており、現行レートでは目標達成が困難であるとの見方が強い。NABは、インフレ期待の上昇を抑えるためにさらなる引き締めが不可欠であるとして、よりタカ派的な見方を示している。
(小針)
NABが予測する背景には、国内の需給逼迫と中東情勢に伴う「二重のインフレ圧力」がある。国内の供給制約に加え、原油価格の高騰が消費者物価を一段と押し上げるリスクが生じているためだ。事実、NABの調査では仕入れコストが過去約30年間で最大の上昇を記録しており、企業がコスト増を最終価格へ転嫁せざるを得ない深刻な状況が浮き彫りとなっている。
RBAの姿勢もこの予測を裏付けている。ブロックRBA総裁は「様子見」という表現を明確に否定しており、NABはこれをRBAに時間の猶予がないシグナルと解釈した。RBA自身の予測でも年末の原油高や高い終着金利が想定されており、現行レートでは目標達成が困難であるとの見方が強い。NABは、インフレ期待の上昇を抑えるためにさらなる引き締めが不可欠であるとして、よりタカ派的な見方を示している。
(小針)
