フランスの「債務爆弾」が爆発寸前 ユーロ圏全体へのショック波及を懸念

 フランスの財政危機が急深刻化している。対GDP比の債務残高は過去最高の119%に達し、10年債利回りは5%近くまで上昇、ドイツ国債とのスプレッドは2012年のユーロ危機以来の幅へ拡大した。大規模な学生・労働者デモが激化する一方、国民連合のルペン氏は1,400億ユーロの歳出削減と債務の半減計画を発表し、次回大統領選に向け財政規律を重視する姿勢に転じた。

 市場の不信感は根強く、日本などの投資家による仏国債の売却が進行している。欧州中央銀行(ECB)の介入観測も浮上するが、中央銀行頼みの財政支援には限界との見方も強い。政局の混迷と街頭での抗議行動、債券市場からの厳しい制裁に挟まれたフランスの財政悪化は、ユーロ相場やベルギー・イタリアなど他の高債務国へ波及し、ユーロ圏全体の危機へと拡大するリスクを孕んでいる。

(越後)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。