NY株見通しー底堅い展開か ミシガン大期待インフレ率に注目

 今晩は底堅い展開か。前日8日のNY株式相場は高安まちまち。オープンAIの年換算売上高が従来の見通しを下回ったとの報道を受け、AI需要への警戒感から半導体やIT関連銘柄に売りが広がった。また、中東情勢の緊迫化に伴う原油価格急昇も投資家心理の重荷となった。一方、米30年債入札通過に伴う長期金利低下が株式市場の下値を支えた。ダウ平均は一時240ドル安まで下落したものの、ホーム・デポやシェブロンなどの上昇が寄与し、51.77ドル高(+0.10%)と反発して終了。一方、ハイテク株主体のナスダック総合は1.25%安と2日続落となった。

 今晩のNY株式相場は、過度な警戒感が和らぐなかで底堅い推移が予想される。時間外の米株先物が上昇して推移しており、前日に大きく売り込まれたハイテク株を中心に自律反発が期待できそうだ。市場の関心は寄り後に発表される10月ミシガン大学消費者信頼感指数および期待インフレ率速報値に向かう。特に1年先および5年先の期待インフレ率が低下すれば、米長期金利の上昇圧力が緩和して株式市場の追い風となる一方、数値の上振れはインフレ高止まり懸念を高める要因となる。また、本格化する第3四半期決算シーズンを前に、取引開始前に発表されるデルタ航空の決算内容や業績見通しも手掛かり材料となりそうだ。

 今晩の米経済指標・イベントは10月ミシガン大消費者信頼感指数速報値、同 1年先・5年先期待インフレ率速報値など。企業決算は寄り前にデルタ航空が発表予定。(執筆:10月9日、14:00)

(越後)
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