中国の9月融資跳ね上がりも資金需要の深刻な低迷を覆い隠す
中国の9月新規銀行融資額は1兆800億元と市場予想(9,750億元)を上回ったが、前年同期比では約16%減少している。2026年1-9月累計の新規融資額は11兆5,200億元にとどまり、前年同期の14兆7,500億元から約22%縮小するなど、貸出拡大の鈍化が鮮明である。
問題の本質は銀行の貸出姿勢ではなく、家計・企業の需要低迷にある。2021年以来の不動産不況が長期化し住宅ローン需要が失われた上、消費低迷から企業も設備投資に慎重である。中国人民銀行(PBOC)も融資成長の減速を「新常態」と認識している。金利低下等の金融緩和策だけでは需要喚起に至らず、資金需要の本格回復にはなお時間を要する見通しである。
(越後)
問題の本質は銀行の貸出姿勢ではなく、家計・企業の需要低迷にある。2021年以来の不動産不況が長期化し住宅ローン需要が失われた上、消費低迷から企業も設備投資に慎重である。中国人民銀行(PBOC)も融資成長の減速を「新常態」と認識している。金利低下等の金融緩和策だけでは需要喚起に至らず、資金需要の本格回復にはなお時間を要する見通しである。
(越後)
