東京外国為替市場概況・8時 ドル円、上値重い

 5日の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。8時時点では132.85円とニューヨーク市場の終値(132.89円)と比べて4銭程度のドル安水準だった。昨日の引けにかけて売りが進んだ反動から買い先行となり、一時133.14円まで上昇した。もっとも、その後は132.83円まで押し戻されるなど買いの勢いも長続きはしなかった。
 なお、本日は週末の5・10日(ゴトー日)とあって、仲値に向けた本邦実需勢の動向に注意が必要となる。

 ユーロ円も上値が重い。8時時点では136.14円とニューヨーク市場の終値(136.16円)と比べて2銭程度のユーロ安水準だった。朝方に一時136.39円まで上昇する場面があったものの、その後はドル円と同じく伸び悩んだ。連日で円相場の荒い値動きが続いていることもあり、本日も警戒する必要があるだろう。この後に岸田首相とペロシ米下院議長の会談が予定されており、中国側の反応などとともに注目しておきたい。

 ユーロドルは小動き。8時時点では1.0247ドルとニューヨーク市場の終値(1.0246ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ高水準だった。1.0240ドル台で動意を欠いた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:132.83円 - 133.14円
ユーロドル:1.0243ドル - 1.0249ドル
ユーロ円:136.13円 - 136.39円

(岩間)
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