NY株見通し-小売株の決算とFOMC議事要旨に注目

 今晩のNY市場は小売株の決算と米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨に注目。昨日は小売り大手のウォルマートとホーム・デポが予想を上回る決算を発表したことで消費関連株が総じて上昇し、ダウ平均が5日続伸し、S&P500も3日続伸した。ハイテク株主体のナスダック総合は3日ぶりに反落したが、下落幅は小幅なものにとどまった。今晩は、寄り前に小売り大手のロウズ、ターゲット、TJXの決算発表や、7月小売売上高の発表が予定され、個人消費の動向が引き続き焦点となりそうだ。また、取引時間午後には7月FOMCの議事要旨が公表され、0.75%の利上げが決定された会合での議論の内容が注目される。

 今晩の米経済指標・イベントは7月小売売上高、FOMC議事要旨のほか、MBA住宅ローン申請指数、EIA週間原油在庫、米20年債入札、ボウマン米連邦準備理事会(FRB)理事講演など。企業決算は寄り前にロウズ、ターゲット、TJX、アナログ・デバイセズ、引け後にバス&ボディ・ワークス、シスコ・システムズなどが発表予定。(執筆:8月17日、14:00)
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