今日の株式見通し=堅調か 米国株は大幅利上げを織り込み上昇が続く

 東京市場は堅調か。先週末の米国株は上昇。ダウ平均は377ドル高の32151ドルで取引を終えた。9月のFOMCで大幅利上げが確実視される中でも米長期金利が落ち着き、ドル高にも一服感が出てきたことから、株式に楽観的な見方が強まる展開。ナスダックが2%超上昇するなどハイテク株の動きが良く、3指数とも高く始まって上げ幅を広げて終えた。ドル円は足元142円60銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて195円高の28195円、ドル建てが240円高の28240円で取引を終えた。なお、9月の配当落ちが220円程度見込まれており、CMEは9月の権利落ち日まではその分、見た目の水準が押し下げられる。

 米国株高を好感した買いが入ると予想する。土曜10日の日経新聞でも「米利上げ 0.75%観測強まる」と大きく取り上げているが、市場では9月のFOMCで大幅利上げが継続することを織り込んでいる。あす13日には米8月消費者物価指数が発表されるが、ここ数カ月のトレンドからは同指標はピークアウトの期待もある。日経平均も先週、難なく28000円台を回復しており、今は売りから入るのは分が悪い。先高期待が高まる中で終日強い基調が続くだろう。日経平均の予想レンジは28300円-28550円
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