NYマーケットダイジェスト・13日 株は今年最大の下げ・金利上昇・ドル全面高(2)

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は5日ぶりに大幅反落。下げ幅は一時1360ドルを超え、今年最大となった。8月米CPIが総合・コア指数とも予想を上回ると、FRBの一段の利上げと金融引き締めの長期化観測が高まり、株売りを誘った。市場では「米金融当局はインフレ抑制に没頭しており、米経済がリセッションに陥るまで利上げを継続する公算が大きい」との声が聞かれた。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も5日ぶりに急反落。下落率は今年最大となった。

・米国債券相場で長期ゾーンは続落。8月米CPIが予想を上回ったことで、FRBの一段の利上げと金融引き締めの長期化観測が高まり、債券売りを促した。利回りは一時3.4564%前後と6月16日以来約3カ月ぶりの高水準を付けた。米金融政策の影響を受けやすい米2年債利回りは一時3.7895%前後と2007年11月以来の高水準を更新した。

・原油先物相場は4日ぶり反落。8月米CPIの結果を受けてドルが全面高となり、ドル建ての原油は割高感から売りが優勢となった。ただ、ロシアが欧州連合(EU)に供給停止を警告していることが相場の支えとなり下値は限られた。「米政府は戦略石油備蓄(SPR)補充のため、原油を1バレル=80ドル前後で購入することを検討している」との報道も相場の支援材料となった。

・金先物相場は3日ぶり反落。予想を上回った8月米CPIの結果を受けて米長期金利が大幅上昇し、金利を生まない金は売りに押された。為替市場でドル高・ユーロ安が進み、ドル建ての金に割高感が生じたことも金の売りを後押しした。

(中村)
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