欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、強含み

 26日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。20時時点では144.26円と17時時点(143.82円)と比べて44銭程度のドル高水準だった。黒田日銀総裁が為替介入を支持する発言をしたことで、一時143.56円前後まで下げたものの、米10年債利回りが3.77%台まで上昇していることで、144.28円まで上値を伸ばした。

 ユーロ円は弱含み。20時時点では139.08円と17時時点(139.19円)と比べて11銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルが強含んだ局面では、139.45円まで上値を伸ばしたものの、ユーロドルが伸び悩んだことで、139円台前半で上値が重い展開となった。

 ユーロドルは弱含み。20時時点では0.9640ドルと17時時点(0.9678ドル)と比べて0.0038ドル程度のユーロ安水準だった。イタリア10年債利回りの上昇を受けて強含む局面があったものの、ウクライナ情勢やエネルギー危機への警戒感から上値は限定的だった。
 
 ポンドドルは、英10年債利回りが4.10%台まで上昇し、ポンド防衛のためにイングランド銀行(BOE)が利上げ、あるいはポンド買い介入をするのではないか、との憶測から、1.07ドル台で底堅く推移した。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:143.27円 - 144.28円
ユーロドル:0.9554ドル - 0.9710ドル
ユーロ円:137.39円 - 139.45円


(越後)
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