ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、底堅い

 23日のニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅い。2時時点では130.70円と24時時点(130.63円)と比べて7銭程度のドル高水準だった。米長期金利を眺めながらの動きが継続。米10年債利回りが3.49%前後まで上げ幅を縮小すると、130.40円台まで上値を切り下げた。ただその後に長期債利回りが再び上昇に転じると、130.71円付近まで反発している。

 なお堅調な米株を支えに、リスクに敏感なオセアニア通貨に買いが集まる場面があった。豪ドルは対円で91.93円、対ドルでは0.7040ドルまで日通し高値を更新。NZドルが対円で84.79円まで上昇し、対ドルでも0.6490ドル台まで下値を切り上げた。

 ユーロ円は下値が堅い。2時時点では141.98円と24時時点(141.88円)と比べて10銭程度のユーロ高水準。オセアニア通貨ほどではないが、株高を背景としたリスクオン地合いが支えとなった。

 ユーロドルは2時時点では1.0863ドルと24時時点(1.0861ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。1時過ぎに1.0876ドル近辺まで持ち直したものの、米金利の上昇を受けて、1.0860ドル台まで押し戻された。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:129.04円 - 130.89円
ユーロドル:1.0841ドル - 1.0927ドル
ユーロ円:140.47円 - 142.08円


(小針)
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