NY為替見通し=米注目指標の強弱を受けた金利の振れに連動か

 NYタイムは、米長期金利の揺り戻しによる上昇に連れたドル買いが継続するか注視することになる。米10年債利回りは3.43%台から、一時3.48%台まで上昇した。

 10-12月期米国内総生産(GDP)速報値や失業保険関連の数値など、注目度の高い経済指標の発表が予定されている。予想や前月と比較して結果がかい離することも多い米耐久財受注額の12月分の数値の振れにも注意したい。

 米10年債利回りは昨日の上限3.488%前後が一段の上昇をキャップするかどうかが目先のポイント。指標結果を受けて上抜ければ、ドル上昇にも弾みがつくか。

 一方、利回り上昇が頭打ちとなれば、欧州タイムやや急に上昇した反動で、金利低下が強まることも考えられる。そうなれば、ドル円も上昇幅を急速に縮小することになるだろう。


・想定レンジ上限
 ドル円の上値めどは、日足一目均衡表・基準線131.00円。

・想定レンジ下限
 ドル円の下値めどは、本日東京タイム安値129.03円。

(関口)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。