日経平均サマリー(27日午前)

 日経平均は続落 日立建機が大幅上昇

 27日の日経平均は続落。前引けは66円安の28349円。米国株はハイテク株を除いて総じて弱かったことから、下落スタート。すぐに下げ幅を3桁に広げて、序盤は下を試しに行った。しかし、開始20分程度で安値をつけると、その後は下げ渋る展開。28200円台でしばらくもみ合って、10時以降はじわじわと値を戻した。決算ではアドバンテストなど派手に下げるものもあった一方、買われるものも多く、悲観ムードはさほど高まらなかった。また、米地銀株の下げが続く中で、国内金融株が概ね堅調に推移したことも、下値不安の後退につながった。結局、下落ではあったものの、場中に下げた分は取り戻し、寄り付き近辺で前場の取引を終了。TOPIXやマザーズ指数は売り先行から切り返し、プラスで前場を終えている。

 東証プライムの売買代金は概算で1兆1600億円。業種別ではゴム製品、銀行、輸送用機器などが上昇している一方、証券・商品先物、空運、陸運などが下落している。今期の増収増益計画が好感された日立建機<6305.T>が大幅上昇。反面、前期が大幅な最終減益となった野村ホールディングス<8604.T>が急落している。


日経平均
 28349.95 -66.52
先物
 28360 -50
TOPIX
 2024.91 +1.01

(小針)
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